イランについて知った3つのこと

サラーム! naruです。
イランに来て、驚いたことがいくつかあります。

1.想像以上に都会だったこと

街路樹が多くて、クリーンな街並み!

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私のイランに対する第一印象といえば、はっきりは覚えていなくても、やっぱり日本で見た攻撃的な印象のニュースが最初だったと思います。旅行した人から「親切でいい国だよ!」と聞かされて印象が変わっても、街はもっと砂埃にまみれて乾いたイメージを持っていたのだけど、全くそんなことはなかった。アジアから来た私たちには、いっそヨーロッパらしくさえ映るほど、イランの首都テヘランは先進的な雰囲気を持った都会でした。

それでも、やっぱりここは、アジアとヨーロッパの真ん中。
両方のエッセンスを混ぜあわせたような顔を見せてくれるところも魅力的です。

道端で道具を広げて商売するところなんかは、アジア各国でよく見た風景。
このおじちゃんは、飾り切りグッズの実演販売!

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ちょっと欲しかった(´・ω・`)
東急ハンズとかに売ってないでしょうか……。

こちらはオリーブ量り売り。お客さんもいっぱいでした。

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日本よりも安いお値段で、ナッツやドライフルーツも充実しています。

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ポットと紙コップをぶら下げてチャイを売ってまわるおじさんもいて、「あれ? インドと変わらない風景……」なんて瞬間もありました(笑)。

2.イラン人は早食いの大食いだったこと

代表的料理は串刺しケバブ。塩分濃い目の味つけがクセになる!

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もれなく大量のバターライスがついてきて、イラン人はさらにパンや煮込み、サラダも一緒に食べていました。でも食べ方はけっこう雑で、よく残す。 写真の一人前を分けて食べていた私たちは、隣のテーブルに残る料理を羨望の眼差しで眺めていたくらいです(笑)。老若男女問わず大量の料理をガッと食べてバッと去っていく。それがイラン流みたい。

3.親切(親日的)だったのは本当だったこと

ジュース屋さんのご主人は、自慢のりんごと一緒にポーズ。

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毎朝、見栄えのいい果物を厳選してディスプレイしているこだわり屋さんです。

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フルーツの飾りを写真に収めていたら、「ウェルカム トゥ イラン!」と決めポーズで応えてくれました。「あっちの果物もこっちの果物も撮れ!」とイラン語とジェスチャーですすめてくれて、言葉は全く通じないのに、言いたいことは意外と伝わるから面白い。

お店はもちろん、一瞬のすれ違いざまにも歓迎の言葉をかけてくれるイラン。嘘のような本当の話です。「どこから来たの?」と聞かれた時でも「ジャパン!」と答えると、すごく嬉しそうな顔をしてくれるので、私たちとしては日本国籍サマサマ。

このあと行った街ではイラン人の超絶親切にふれるのですが、その話はまた後日。

でも一方で、イランはアメリカ大使館が閉鎖されている国なのも事実です。アメリカと関係が深い日本人の、不安を煽る要素のひとつはこれでしょう。私たちには親切だけど、アメリカ人にとってはイラン旅行なんて、きっととんでもない話なんだろうな。

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周囲の壁には、たくさんの風刺画が描かれています。
ペルシャ絨毯に火をつけようとするのは……?

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骸骨になった自由の女神。
星条旗の一部となっているのは、同じく敵対国のイスラエル。

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かなりプロパガンダ色の強い場所でしたが、両国の火種をたどれば、イランの石油権益をアメリカが狙ったことがはじまりのようなので、イランにばかり悪い印象が偏っていることには私も不公平さを感じます。

イラン人だって観光地では記念写真を撮るし、

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公園では遊びにくる親子や、「芝生エリアには入らないで!」と意外に細かく目を光らせる監視員さんの姿があったり。

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宗教上のきまりで肌を露出できない女性は、家で着るオシャレ服に情熱を燃やしてる。

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ケンタッキー銘柄の揚げ粉まで売ってる!

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アメリカの会社だから、イランには進出してないはずなのに……(笑)。
文化レベルの嫌悪感はないのかも。

言いたいことは、イラン人だって私たちとそんなに変わらない生活を楽しんでる人たちだってこと。街を歩いてみて、地元の人が入る食堂に入ってみて、話してみて。その国のぼんやりとしたイメージがしっかりとかたちになっていくとき、「来てみてよかったなあ」と心から思います。イランは特に、その気持が強かったような気がしています。

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