中東のメトロポリスは規模が違う!

アッサラームアライクム! naruです。

ネパールから一気に飛んできたのは、アラブ首長国連邦のひとつドバイ! オイルマネーで潤う華やかな中東の大都市というイメージが先行していて、友人には意気揚々と「石油王に会ってくるよ!」なんて言っていましたが、実はドバイの石油はもう尽きているのだそう。知らなかった。

石油王には会えなかったけど、「これぞアラブ!」って格好をしている人は空港からすでにたくさん。入国審査をしていたのは、白い寸胴のワンピースに、黒い輪っかで留める白い頭巾をかぶった、堀の深〜い平井堅みたいな男性でした(笑)。

土けむりにまみれたカトマンズから数時間、白を基調とした空港はクリーンすぎて、印象のギャップにおののくほどです。到着は夜だけど、明日の夜にはもう次の国イランへ向かう予定。もともとトランジットのためのドバイだったけど、せっかくだから1泊することにしたのです。そして「安宿を選んでも結局高くついてしまうなら」と、今回はちゃんとしたホテルを予約しました。

「アフメディア ヘリテージ ゲストハウス」。
見たこともないような、枕の高さです♪(´艸`)

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アラビックアンティーク風の調度品で揃えられた室内もさることながら、中庭を囲むようにたつ建物自体も雰囲気があって素敵。

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ドバイの中でも下町情緒が残る場所にあり、このホテルも古い建物をリノベーションしたものみたい。隣はちょっとした博物館になっていたので、明日のぞいてみようっと。観光名所のゴールドスークやスパイススークも近くて、お散歩がてら回ることもできます。「アラジン」や「アラビアンナイト」の世界みたいで、私はこの宿が大好きでした。オススメです♪

[→booking.comで「アフメディア ヘリテージ ゲストハウス見る]

 

一夜明け、朝ごはんは近くのスーパーで買ったパンに、ネパールで買ったはちみつをつけて。宿には別料金で朝食サービスもあるけど、ふたりで4,000円が買えば100円ですませられます。この先のヨーロッパへ向けて、節約節約。

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準備ができたら出発!
ドバイでの時間は限られているのです。

荷物を宿に置いて、まずは併設の博物館「Ahmedia Heritage School」へ。入場は無料! ここでは昔、たぶん石油が発見されるより前、ドバイの学校がどんな様子だったかを見ることができます。今や都会のイメージが強いけど、このころは地面に直座りで授業。

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先生、カンニングしている人がいます!

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机で勉強している風景もあったけれど、時代が進んで教室ができたのかどうなのか……。細かいことは、解説がなかったので分かりませんでした(;´Д`)  でも、セレブリティなだけでないドバイも見られて面白かったな。

さて、駆け足なので次々いきます!

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駅へ向かう途中、朝ごはんを買いに出たときにも思っていたけど、中東の空は本当に真っ青。乾燥している気候だからか、雲ひとつありません。ずっとまわってきたアジアは塵が多くて、なかなかこんな青空は見られなかったので新鮮。

はじめ地下を走っていた電車が外へでると、車窓は一気に近代的な景色に。

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道路がすごく整備されているし、今は産油国ではないからガソリンの値段は分からないけど、たぶんドバイは車社会なんだろうな。

モスクも発見!

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ドバイの有名なホテルも見えた!

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車窓だけでだいぶ観光した気分になっていますが、まだまだこれから……! ただこの日、ヒロさんがこの旅で2回目の食あたりになっていたため、駅直結の「モール・オブ・ジ・エミレーツ」でさっそく休憩です。今日観光する場所が、せめてトイレのある都会でよかった。

「モール・オブ・ジ・エミレーツ」は、2005年開業の中東で2番目に大きいショッピングモール。2008年に「ドバイ・モール」が世界最大と銘打って開業し、今は一位の座を明け渡したわけですが……それでも、得体が知れない大きさです。館内マップを手に入れてもなお迷う。

モール内にはリフト付きのスキー場まであります。

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-4℃って寒すぎ!

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中の人が「おいで」って手招きしてくれたけど、丁重にお断りしました。

ちなみにこのあと行った世界最大の「ドバイ・モール」にはスケートリンク、滝や水族館までありました。砂漠の国だから、水は富の象徴なんだろうなと思います。

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それにしても、どれもスケールが大きい。
さすが中東の石油王が集う街は、レベルが違います。

車窓からも見えた7つ星ホテル「ブルジュ・アル・アラブ」は、1泊15万円以上。

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世界一高い高層ビル「ブルジュ・ハリファ」も、ドバイにあります。

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そして今も、周辺は工事中。

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ドバイモールの最寄り駅からは工事作業者の大行列が見えました。おそらく多くは海外からの出稼ぎ労働者。昨日ネパールから乗ったLCCにも、どう見ても旅行者ではないなあって人たちがたくさん乗っていたけど、それも出稼ぎに行く人たちだったのだと思います。彼らにとってのドバイは、セレブの街でも何でもなく、ただ家族を養うために働きに出る大変な街なのかもしれない。

夜は、ドバイ・モール前の豪華噴水ショー「ドバイ・ファウンテン」で観光をシメ!

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毎日18時から23時までの30分間隔で、毎回違うショーが行われるというから、やっぱり規模が違います。私たちは噴水に近すぎて、全体が見えなかったほど…。私たちが行った8時30分のショーは、マイケル・ジャクソンの「スリラー」の音楽に合わせたパフォーマンスでした。今度はもっと、離れて見ます!(笑)

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盛りだくさんだったドバイ。1日だけだったけど大満足です。ヒロさんの体調だけ心配だったけど、何とか持ったし……。

これから空港へ向かって夜の便に飛び乗り、次はイランです!

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