本格遺跡サイクリング『アンコールワット』

チョムリアップ・スオ!
ヒロアキです。

昨日はベンメリア遺跡に行ってきましたが、今日はいよいよアンコールワットに行きます!

アンコールワットはカンボジアの国旗にも描かれてるほど、この国にとって大きな存在なのです。

入場料金も1日$20と超強気の設定です。
宿代が2人で1泊$8だと考えると、どれだけ高いかお分かりいただけるでしょうか!

アンコールワットは1つの遺跡なのではなく、たくさん遺跡が集まっています。
7日券($60!)もあるくらい、広大な遺跡群なのです。

少しでも観光費を浮かすために、遺跡巡りは自転車です。
トゥクトゥクで巡ると最低$12はするところですが、自転車は2人で$1と激安です。

アンコールワットは朝日が映える!
日の出に間に合うように4:20に出発しました。

まずはチケットカウンターを目指します。
同じく朝日ねらいのツーリストたちにトゥクトゥクでビュンビュン抜かされます。

ピキッ

ヒザに痛みが・・・!

考えてみれば自転車に乗るなんて久しぶりなのに、ロクに準備運動もしないまま走り出したし・・・

走り始めてたった20分でヒザに爆弾を抱えてしまいました。

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なんとかチケットカウンターに到着。
5:00のオープンと同時にチケットを購入し、先に進みます。

20分ほどでアンコールワットに到着!

DSCF4067

暗くてよく見えん!
とりあえず人の流れに乗って中に入ります。

DSCF4071

アンコールワットの正面に到着。
人がむちゃくちゃ多いです。
暗くて分かりにくいですが、壮絶な写真撮影スポット争奪戦が繰り広げられているのです。

僕らは写真を撮りにきたわけではないので、少し後ろのほうの、アンコールワットが良い感じに見える遺跡に座って陣取ります。

だんだん空が明るくなってきました・・・・!

 

というかすっかり明るくなりました。

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あ、あれ、朝日は・・・・

しかしまだ諦めてはいけません。
愛読している『カエルダッシュ』というブログに、

朝日は明るくなっても帰っちゃダメ!
みんな帰りだすけど7時半までねばってると朝日出るから!

という有力な情報があったので、それを信じてひたすら待ちます。

しばらく待つと・・・・

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もう日がのぼっちゃった〜(涙)

ようやく雲の隙間から見えた太陽は、もう真っ赤な朝日ではありませんでした。

落胆ムードが漂うアンコールワット・・・・

見れなかったものはしょうがないので、気を取り直してアンコールワット内部を見に行きます。

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内部は石の彫刻がすごいです。
広い建物のなか、いたるところに装飾が施されています。

僕は実はデザイナーなので、同じものづくりをする身として、どれくらいの時間をかけて作られたのか、当時の労働者の身を案じずにはいられませんでした。

さて、アンコールワット見学後は朝ごはんを食べて周りの遺跡群へ向けてサイクリングです。
ちなみに朝ごはんはアンコールワットを見ながら食べられるのですが、ここで食べたパンケーキは人生で一番美味しいパンケーキでした。
詳しくはnaruさんが書いてくれるそうです。

さて、自転車でこんな感じの道をずっと行きます。

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ヒザの爆弾をかばいながら、慎重に進みます。

アンコールワット見学はトゥクトゥクで周るのが一般的で、だいたいコースも決まっています。
僕たちは『スモールツアー』と言われる定番の小回りコースを自転車で行きます。

ワットバケン

最初の目的地はワットバケンです。
この遺跡はちょっとした山の上にあり、アンコールワット全体を見渡せるらしいのです!

山の麓に到着。

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自転車を置いてちょっとした登山道を登ります。
15分くらいですが、意外としんどいです。

山頂の遺跡はなんと修復工事中では入れませんでした(涙)

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トゥクトゥクで回ればドライバーが最新情報を教えてくれると思うんですが、自転車の我々はまるで情報なしなのでツライです。

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展望台みたいなところから一応アンコールワットがポツンと見えました。

山を降りて次の目的地へ。

バイヨン

アンコールトムの中心にある遺跡です。

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四方に顔がある塔がたくさんあります。

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このバイヨンは日本のODAで修復されています。

アンコールの遺跡はひとつひとつ、どこかの国の援助により修復されているっぽいです。
カンボジアではボランティア活動もすごく盛んだし、なんだか他国の援助が大量に入っています。

クメール・ルージュによる独裁や虐殺のために発展が大幅に遅れてしまったから、各国が手を差し伸べているんだろうか。
カンボジアに対しては「かわいそう」という世界の風潮があるように感じました。

像のテラス・ライ王のテラス

なんか像がいっぱいかたどってあるところです。

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この辺りから遺跡を見たいという気持ちより、疲れてて早く休みたいという気持ちが勝ってきました。
(文章にも現れてきてますね)

ちなみに要所要所でレストラン的なところがあるので、ジュースを飲むなりごはん食べるなり休憩できます。

タ・プローム

アンコールトムを出てタ・プロームという遺跡を目指します。
少し遠くて、途中いくつかの遺跡があったのですが、前で少し止まるくらいで次に進みます。

はっきり言ってもう疲れました。
遺跡をしっかり見たいならトゥクトゥクでの観光をオススメします。

ようやく着いたタ・プロームは、まだ修復があまり進んでおらず、遺跡発見当時の様子が分かります。

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昨日のベンメリア遺跡と近いものを感じますが、アスレチックはできません。

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こんなに崩れた石の山から建物として修復されると知ってビックリしました。
建物が残ってたわけではなく、組み立て直しているんですね。

これから自転車でアンコール・ワットを巡る人へ

スモールツアーのルートでは、このままぐるっと円を描くように一周してシェムリアップの街へ戻ります。
僕たちもそうやって帰りました。

が、タ・プローム以降に見たい遺跡がない人は、ここで引き返して来た道を帰る方が良いです。

いくつかの遺跡があるのですが、この時点ではもう疲れすぎているので、全ての遺跡に興味が持てなくなってしまうのです。

ぼく「あそこに遺跡あるけどとまる?」
naru「いや、別にいいから早く帰ろ」
ぼく「OK」

みたいな感じになります。

もうヒザの爆弾も限界です。

さらに自転車は普通のママチャリでサドルがむっちゃ硬いので、このままではお尻にも爆弾を抱えてしまいます。

タ・プロームから1時間15分ほど、14:00頃に無事ゲストハウスに帰りつきました。
出発が4:20なので、9時間以上サイクリングしていたことになります。

出発前は「朝日と夕日どっちも見たいねえ」って喋ってたのですが、体力的に100%無理です。

相当しんどかったですが、世界遺産の遺跡をサイクリングする体験はなかなか良いものでした。
止まりたいとこに止まれるし、自分のペースで行けるので、体力に自身がある方はチャレンジしてみてください!

 

 

 

 

僕が次行くとしたら迷わずトゥクトゥクですが。

 

 

 

ちなみにガイドブックを持ってなくても、日本語のフリーペーパー『Krorma Magazine』にけっこう詳細な観光情報と地図が載ってるので、カンボジアに来たら是非ゲットしてみてください!

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